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高齢者に多いトラブルの特徴
高齢者のいる家に電話をして商品を契約させる「電話勧誘販売」や、業者が家に来て商品やサービスを契約させる「訪問販売」のトラブルに巻き込まれ、被害にあうケースが後を絶ちません。消費生活相談窓口に寄せられる相談事例からトラブルの対処法を学びましょう!
トラブル事例
No.1 定期購入と気づかず契約 解約が困難
ネット通販で、お試し価格として安い化粧品を見つけ購入したが、2回目の商品が届いて定期購入だったとわかった。 解約しようと業者に電話したが、指定された無料通話アプリから解約手続きをするよう、自動音声で誘導される。高齢のためスマホの操作には不慣れで、手続きができない。 2回目の代金は支払いたくない。未使用なので返品すればよいか。
ダンコムシのお助けアドバイス

広告画面や購入時に送られてきた書類、業者のホームページなどで、キャンセルの規約やメールアドレス、所在地などの情報をよく確認しましょう。これらの情報を記録として残しておくことも大切です。 通信販売の場合、解約は業者が予め定めた規約に従うこととなるため、業者の同意がないままに商品を送り返しても、解約したことにはなりません。 解約の連絡方法についても、返信の期限を切って、メールや書面で解約を申し出る等、アプリ以外の方法がとれる可能性があります。 もっと詳しく▶︎

No.2 住宅の点検 火災保険で修理を勧誘
点検員と名乗る業者が突然自宅に訪れた。業者とは面識がなかったが、「台風被害がなかったか、家屋の無料点検をしている」といい、無料ならと気軽に承諾した。点検の結果、「屋根がかなり老朽化しており、修繕に約200万円かかるが、加入している火災保険を使えば自己負担なしで修理できる。当社で申請を代行する」と説明を受けた。 負担なし、代理で手続してもらえるなら良い話だと思い契約したが、家族に「不審だ」と反対され、不安になった。解約したい。
ダンコムシのお助けアドバイス

勧誘されても、慌てて契約してしまわないことが大切です。不必要だと思えばきっぱりと断りましょう。本当に修繕が必要な場合でも、複数の業者から見積もりを取るなどして、十分に検討しましょう。契約してしまった場合でも内容をよく確認して、クーリング・オフの期間内であればすみやかに書面で解約の申し出をしましょう。 事実を偽って保険金を受け取った場合、詐欺罪に問われるおそれもあります。保険が使えるかどうかの判断や申請の手続きについては、自身が加入している保険会社に直接問い合わせましょう。 もっと詳しく▶︎

No.3 健康食品で高額請求 頼んだつもりはない
テレビの通販CMを見て、血液をサラサラにするというサプリメントを電話で注文した。ところが、そのサプリメントのほかに、別の健康食品が一緒に送られてきて、予想外に高額な請求を受けた。別の健康食品について、サプリメント注文時に「一緒に飲むと元気が出る」と言われたことは覚えているが、注文はしていないつもりだった。業者は当方が注文の返事をしたと主張している。分割払いを途中までは支払ったが、今後は支払わず、未使用分を返品したい。
ダンコムシのお助けアドバイス

通信販売で注文した以外の商品が送られてきた場合、安直に請求に応じるのでなく、まずは販売業者に連絡して、注文内容の確認を行いましょう。 また、通信販売では、解約は業者が予め定めた規約に従うこととなります。商品に同梱されていた書類などで、解約の規定や連絡先などの情報を確認しましょう。 もっと詳しく▶︎

No.4 強く勧められた保険契約 解約したい
高齢になり子供も独立したので、契約中の生命保険を見直そうと考えていた。自宅に訪れた外交員に相談したところ、認知症にも対応した新しい医療保険を熱心に勧誘され、根負けして契約した。誰にも相談することなく、早急に契約してしまったことや、保険料も値上がりすることを後悔し、翌日に電話で解約したいと申し出て了解されたが、確かに解約できたか不安だ。
ダンコムシのお助けアドバイス

自身の加入する保険について、保険証券あるいは保険会社から送付される「加入状況の案内」といった書面をよく読み、現在の内容を把握することが大切です。 見直したい場合は、補償内容や金額など見直しの目標を示して、具体的な見積もりを求めましょう。 また理解しにくいところがあればしっかりと説明を聞き、即決せず家族とも相談するなどして、慎重に検討しましょう。

No.5 スマホへの機種変更 使いづらくて後悔
持っていた携帯電話が故障したため、修理したいとショップに出向いたところ、修理よりスマートフォンに機種変更してはと提案され、契約した。ショップで勧められて変更したが、変更前はもっぱら通話しかしていなかったため、スマートフォンの使い方がよく理解できず、かえって使いにくくなってしまい困っている。元の折り畳み型の携帯電話に戻したい。
ダンコムシのお助けアドバイス

高齢者が携帯電話からスマートフォンに変更した際に、使い方や料金の設定が理解できず、トラブルになる事例が多くみられます。 契約する際、自分が使いたいサービス内容を踏まえて、十分に説明を求め、申し込みを確定する前には、改めて契約内容をよく確認しましょう。 問合せ対応についても、サポートサービスが無料か有料か、また対面か非対面での対応(電話やチャット)かなど、会社や契約形態により異なる場合があり、注意が必要です。 もっと詳しく▶︎

高齢者に多いトラブルについて、詳しくはこちら
世代別消費者トラブル
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